12月14日付の外食日報は

●21年3月期決算 増収増益の予想は3社のみ

株式を公開している外食関連企業の21年3月期業績予想は、3社のみが増収増益とした。ただ、業績悪化見通しの企業でもその多くは第2四半期が環境改善から持ち直しており、下期は巻き返しに向かう時期にあたる。次期以降の再起への基盤作りがどう進むか、各社の施策に注目が集まる。

●スシローGHDは「スシロー」以外の業態育成が進展

スシローグローバルホールディングスは、主力の回転寿司チェーン「スシロー」以外の業態の育成が進展している。寿司居酒屋「鮨・酒・肴 杉玉」(以下、「杉玉」)は同ブランド最大規模の店舗で九州に初出店。台湾茶業態「シェアティー(Sharetea)」は多店舗化が始まった。

●アークDが「東京とろろそば」ロードサイド初出店

アークランドサービスホールディングスの子会社で、肉めし「岡むら屋」などを運営するアークダイニングは18日、神奈川・相模大野にとろろそば専門店「東京とろろそば」のロードサイド店舗を初出店する。「東京とろろそば」としては今年8月に東京・五反田のJR五反田駅近くにオープンした店舗に次ぐ2号店。当時からロードサイド店舗を年内にオープンする構想を持っており、予定どおり出店に至った形。