12月10日付の外食日報は

●レストラン中心に年末年始意識した商品提案が活況

レストランチェーン展開企業で、付加価値や「ごちそう感」をテーマにした商品提案が盛り上がりを見せている。クリスマスや年末年始を迎えるこの時期は例年、通常よりも高単価で高付加価値を追求したメニューの提案が目立つ時期。今年は新型コロナ禍で消費者の生活スタイルが変化し、「『せっかくの外食であればいいものを食べたい』といった声が聞かれるなど、『ごちそう感』のあるものが求められている」(レストランチェーン担当者)と見る向きも多い。需要獲得に向け、旬の食材や高級食材を使用した商品や、見た目のインパクトも強いメニューなど各社の提案が花盛りだ。

●3月期2/4期決算② 大半が厳しい結果も、後半に回復の兆し

株式を公開している外食関連企業の21年3月期第2四半期決算・20年9月期決算がまとまった。集計51社中、9割超の48社が減収減益もしくは減収赤字決算に甘んじた。当期は新型コロナウイルス感染症の拡大にあって政府の緊急事態宣言発出もあり、外出自体の自粛ムードが拡がった。業績が順調だったほか3社は高まるテイクアウト・デリバリーおよび中食や内食といった店外飲食への対応力が高かった企業であり…

●アークDがスンドゥブ業態で冬も麺ニーズを検証

アークランドサービスホールディングス傘下のアークダイニングは、今年6月に東京・高田馬場に立ち上げたスンドゥブ店「プルコギ純豆腐 中山豆腐店」で11日、夏に続いて麺メニューを投入する。同業態は多店舗化できる業態としての確立を目指して育成中で、初の冬商戦での需要検証に新メニューを投じる。