12月1日付の外食日報は

●王将FSは店外飲食需要の獲得に拍車かける

「餃子の王将」の王将フードサービスは今期(21年3月期)の下期、店外飲食(テイクアウト・デリバリー)需要の取り込みに力を注ぎ、上期以上の成果を目指す。今期は新型コロナウイルスの影響を抑える「緊急対策」に着手。「新しい日常」における店外飲食需要増への対応も奏功し、収益の底打ち感が強まっている。渡邊直人社長は「変化を先読みし、効果的な対応を行う」としている。

●レインズが新タイプ「居酒屋 甘太郎」試す

コロワイドグループのレインズインターナショナルは、従来の「手作り居酒屋 甘太郎」とは異なるコンセプトで開発した「居酒屋 甘太郎」の検証を進める。手作り感のある料理と親しみのあるサービスを特徴とする「ネオ大衆居酒屋」をコンセプトに、従来タイプよりも客単価を下げ、「若い人も利用しやすいカジュアルな雰囲気」(同社)の居酒屋業態として開発したもの。新型コロナ禍で食事需要の取り込みを強化した「焼肉甘太郎」などの開発を進めてきた一方、居酒屋業態についても今後を見据えた新タイプとして「居酒屋 甘太郎」を試す。

●「スシロー」が生産者と組み「二度とできない」フェア

スシローグローバルホールディングス傘下のあきんどスシローは12月2日から、回転寿司「スシロー」でフェア「Go To 超スシローPROJECT」を実施する。「これまでのスシローを超えたい」(堀江陽社長)として、追求してきた「お得感」「贅沢感」の2テーマを従来以上に突き詰めた内容。来年2月末までの約3カ月間という長期にわたり実施する。