11月13日付の外食日報は

●KFCは「日常化」「体験価値向上」の戦略を継続

日本KFCホールディングスは継続的な業績成長を目指す。現在の好調を支える「日常化を目指した最適化」と「体験価値の向上」の戦略に沿った取り組みを今後も続ける方針。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で外食産業全般が打撃を受けている中でも増収増益を確保した2021年3月期上期(20年4~9月)について、近藤正樹社長は「コロナ禍にあったが、18年からの良い流れ、勢いを維持することができた」と手ごたえを示し、一層の成長に向けて「商品やサービス、人をさらに磨き続ける」と語る。

●21年2月期決算・上期の厳しさが響くも下期での底打ち目指す

株式を公開している外食関連企業による最新の21年2月期業績予想、および21年8月期予想が示された。通常であればこの時期は既に各社予想が出そろうが、新型コロナ禍にあって先行きの不透明感が増していることを要因に、現時点では21年2月期決算企業では集計対象19社のうち約4割の7社が未開示だ。

●「100時間カレー」のアークスはコラボで販路多様化

20種以上のスパイスを使用して100時間かけてつくる欧風カレーの専門チェーン「100時間カレー」(デリバリー専門店含め138店舗・11日時点)を展開するアークス(東京・池袋、米田周平代表)が、企業とのコラボレーションを軸にした販路の多様化を進めている。コロナ禍がもたらす「新しい日常」における店内以外での飲食需要の高まりも踏まえ…