11月12日付の外食日報は

●2月期2/4期決算 コロナ禍で収益規模は軒並み縮小

株式を公開している外食関連企業の21年2月期第2四半期決算がまとまった。集計対象社の全てが前年同月比で2桁の減収、大半が赤字という総崩れだった。コロナ禍という外部要因が響いたものだが、後半から環境がやや持ち直すなかで当初予想よりは業績が悪化しなかった企業もみられた。

●ニラックスが贅沢気分高めるオプション企画に注力

すかいらーくグループで「グランブッフェ」や「THE BUFFET DINER」などのブランドでブッフェレストラン業態を展開するニラックスが、贅沢感を前面に押し出した限定食べ放題メニュー企画に力を注いでいる。政府の「Go To Eatキャンペーン」実施も後押しにコロナ禍でも徐々に利用客が戻っている状況にあって、貴重な外食機会だけに少し贅沢をしたいという消費者心理を捉えて集客に弾みをつける施策となっている。

●FFチェーンでポテト関連企画に賑わい

ハンバーガーがメインのファストフード(FF)チェーンで、人気のサイドメニューであるポテトを活用した販促が賑わっている。セットや軽食利用を含めた手軽で使い勝手の良い商品として、ポテトを活用したコラボレーション企画や相次ぐ施策の投入などにより需要を活性化する動きが目立つ。