11月9日付の外食日報は

●洋風ファストフード業態のクリスマス商戦が幕開け

洋風ファストフード業態にとって年末時期最大かつ年間でも最重要イベントの一つのクリスマス商戦が本格的に始まった。コロナ禍の「新しい日常」下で今年は大人数よりも家族や仲間同士での小規模なパーティを催す傾向が強まるとみられるなか、巣ごもり消費の拡大が関連商品販売の後押し。既に前年以上の成果を上げるブランドもあり、来月の商戦本番へ視界は良好だ。

●サッポロライオン・三宅祐一郎社長 インタビュー第3回

コロナ禍でビヤホール業態などの集客が厳しい状況にある中、サッポロライオンが今後の事業拡大に注力するのが餃子の「大阪王」だ。昨年8月に子会社化した大阪地盤のハンエイが運営する餃子店で、関西にのみ10店舗を展開。今後、関東に餃子の製造工場をつくり、「首都圏にも出店する」(三宅祐一郎社長)考えだ。

●ワタミが「かみむら牧場」で台湾に海外1号店

ワタミは育成中の食べ放題焼肉業態「かみむら牧場」の海外展開を始める。グループの台湾法人が11日に海外1号店を台北市の商業施設「微風台北駅」内にオープンする。ワタミは居酒屋業態に代わり焼肉業態を外食事業の主力としていく方針があり、同業態については今後10年間で国内400店舗、海外20カ国300店舗を目指している。