10月29日付の外食日報は

●大庄はコロナ影響下でも戦える体制づくりに注力

大庄は今期(21年8月期)、withコロナ時代に求められる飲食店の在り方について感染対策をはじめニーズ対応、営業施策まで総合的に追求することで、収益体質の抜本強化を図る。コロナ禍での影響は「長期化することを想定している」(同社)としたうえで、将来の再成長に向けた基盤固めに力を注ぐ。

●ファミレスが集客寄与するサラダバーの提案に力

ステーキやハンバーグをメインとするファミリーレストランが、サラダバーの提案に力を入れている。サラダバーはメイン商品に規定の金額をプラスすることで利用できるサービスなどとして導入しており、顧客満足向上や集客への寄与も大きい。旬の野菜や食材を採り入れ、あらかじめメニュー化した惣菜サラダも用意しながら定期的な内容の入れ替えを実施するチェーンも見られるなど、サラダバーによって他社との差別化を図る動きも進んでいる。

●「サブウェイ」は今冬商戦も肉のインパクトを訴求

日本サブウェイはサンドイッチチェーン「サブウェイ」で今冬商戦も、手軽に野菜を摂れるファストフードとしてのイメージを変えるような肉尽くしの商品を前面に押し出して臨む。昨シーズンに投入して人気だったカルビ牛焼肉のサンドイッチ〈炭火焼きカルビ・牛〉税別550円を今年も冬の目玉商品として11月18日に発売する。新型コロナウイルス感染症の拡大下にあっても「焼肉のニーズは高まっている」(同社)ことから、再び商機とみて投じる。今シーズンは新たにソースの選択肢を用意し、食べ比べの楽しみも訴求する。