10月23日付の外食日報は

●きちりHDがDAIZと提携し植物肉事業に本格参入

カジュアルダイニング「KICHIRI」などを手がけるきちりホールディングス(以下「きちり」)は、大豆などを原料とする植物肉事業に本格参入する。このほど、植物肉原料の開発・製造を手がけるスタートアップのDAIZ(熊本・熊本、井出剛社長)が実施した第三者割当増資を引き受ける形で約3000万円を出資する資本業務提携を締結した。同提携をもとに、きちりでは直営飲食店における植物肉の活用や、デリバリー、ECによる植物肉商品の販売に取り組む方針だ。

●JR東日本による終電時刻繰り上げに外食各社対応へ

JR東日本(東日本旅客鉄道)が来年春からを予定している、都心から郊外に向けた終電時刻の繰り上げ施策について概要がこのほどまとまった。新型コロナウイルス感染症拡大を踏まえた「新しい生活様式」に沿った取り組みとして、17線区で20分前後を主体に繰り上げられる。終電対応という点で外食店の営業時間に見直しの影響をもたらす話題であり、今後の対応が注目される。

●ファイブGが「行きたくなる酒場 浜ちゃん」立ち上げ

ファイブグループは接客と料理を売りに餃子や馬刺しなどを提供する居酒屋新業態「行きたくなる酒場 浜ちゃん」を開発した。29日、東京・調布にオープンする。居酒屋では従来から20代前半世代を主要顧客とするなかで「より上の世代を開拓する」(同社)戦略業態との位置づけ。多店舗化の可能性を探る。