10月12日付の外食日報は

●外食からのおせちアプローチに勝算あり

今年は外食でもおせち商戦が熱くなりそうだ。600億円超規模とされるおせち市場はこれまで百貨店など小売業が主たるプレイヤーだったが、今回は事情が違う。「新しい生活様式」下で高まる巣ごもり需要に対応し、中食のノウハウをためてきた外食企業にも商機は十分ある。実際、21年向けおせち企画では新規参入の動きや商品面の新たな切り口の提案もあるなど熱がこもる。現段階で既に予約が想定以上との声もあり、最盛期とみられる11月の成果に期待がかかる情勢だ。

●マクドナルドがデリバリー手段に「出前館」本格導入

日本マクドナルドは「マクドナルド」で実施しているデリバリーの取り組みを拡大する。従来はデリバリーサービスは自社で「マックデリバリー」を手掛け、Uber Japanのサービス「Uber Eats」も活用して行ってきたが、このほど第3の手段として、出前館による国内最大の出前サービス「出前館」を加えた。これに伴い、未展開だった茨城県でもデリバリーを始める。

●テン コーポの「天丼てんや」がシンガポール1号店を

ロイヤルホールディングス傘下のテン コーポレーションは15日、「天丼てんや」(以下「てんや」)のシンガポール1号店「TENYA Orchard Central」を同国内にオープンする。日系飲食ブランドの海外店舗運営などで実績があるYOTEI PTE LTD(本社/シンガポール)と結んだ「てんや」のフランチャイズ契約に基づく出店。同国への進出で「てんや」の海外店舗数は29店舗(ほかにタイ14 店・フィリピン9店・台湾3店・香港2店)となる。