9月29日付の外食日報は

●「海外気分」楽しめる企画で需要底上げを

レストランやカフェチェーンで、海外の国や地域に焦点を当てたメニュー企画の提案が広がっている。世界的な新型コロナウイルス感染症流行の影響により、各地で他国との往来などが制限される状況下、特定の国や地域の名物などにちなんだメニューを提供する企画だ。夏前から実施してきた好評企画の続編を打ち出すチェーンや、新企画の実施によって盛り上げを図る企業など、各社が工夫を凝らした商品提案でコロナ禍における外食の楽しみの提案や需要の活性化に力を注ぐ。

●カッパCが「かっぱ寿司」出張サービスを全国展開

カッパ・クリエイトは「かっぱ寿司」で9月2日から関東エリア限定で始めていた「出張回転寿司サービス」で、このほど全国展開に乗り出した。「予想以上に反響があり、想定しなかった形での需要も旺盛なため、早期に本格的に取り組むべきと判断した」(同社)という。

●ファーストキッチンがアルコール需要取り込みに本腰

ファーストキッチンが、アルコール需要の本格的な取り込みに乗り出した。このほど同社初となるレモンサワー、クラフトビールの提供を、「ウェンディーズ・ファーストキッチン」の一部店舗限定で始めた。普段から女性客が多いことから「利用客には仕事や買い物の帰りに少しお酒を楽しみたいと思ってもこれまで居酒屋に行くのをためらっていたような人が多かったと思われ、そうした人でも気軽に楽しめる場が必要と考えた」(同社)とする。