9月9日付の外食日報は

●女性支持の高いエスニック系メニュー提案が活発

9月に入っても残暑の厳しい日が続く中、スパイスやハーブを使ったタイ料理などのエスニック系メニューの存在感が強まっている。真夏など暑い季節に需要がより高まるイメージも強いエスニックメニューだが、近年は一般消費者における認知度の向上もあって季節を問わず人気を集める商品も見られる状況。実際にメニューを取り扱う外食企業関係者からは「エスニックは女性に人気」「夏に限らず需要がある」などの声が聞かれ、外食チェーンでもこの時期恒例の商品や人気メニューのアレンジ版投入などによって活性化につなげようとする動きが目立つ。

●サガミホールディングスが海外でのFC出店推進

サガミホールディングスはFCを駆使して海外展開を本格的に進める構えだ。イタリアで始めていたFC展開が好調に推移しており、まずは同国各地でFC出店を積極化していく方針。
同社は海外には主力の「和食麺処サガミ」を軸に進出。これまでタイで1店舗、ベトナムで2店舗、イタリア2店舗の計5店舗を展開している。最新では今年7月28日にイタリアのモデナ市に同国2号店の「SAGAMI Modena店」を出店。もともとイタリアでは18年12月に現地企業GL GROUP ITALIA S.R.L.をパートナーにして合弁会社SAGAMI ITALIA S.R.L.を設立したうえでミラノ市に出店した経緯があり、今回の「SAGAMI Modena店」は、GL GROUP ITALIA S.R.L.がフランチャイジーとなっての1号店としてオープンした。

●セカンドアローが「鳥玉」関東初出店

串カツ田中ホールディングス子会社のセカンドアローは16日、「鳥と卵の専門店 鳥玉」(鳥玉)の「モザイクモール港北店」(神奈川・センター北)を出店する。「鳥玉」を沖縄県内に4店舗展開するみたのクリエイトと3月にコンサルティング契約を結び、沖縄県内を除く国内全エリアで「鳥玉」を運営することになっていたセカンドアローによる出店第1号。沖縄県以外での「鳥玉」出店は初で…