9月3日付の外食日報は

●レストランなど大手でドライブスルー検証・拡大の動き

レストランチェーンなどを展開する大手外食企業で、ドライブスルーの活用を試す動きや導入店舗の拡大が進んでいる。コロナ禍での売上獲得や利便性向上、安心して来店できる環境づくりの一環などとして各社が実施。新たに本格導入する企業や、一定の成果を得て対応店舗を広げる動きもある。

●UAゼンセンが産業雇用安定センターと協定締結

外食企業の大きな課題となっている雇用維持にあたり、他業種への一時出向を支援する動きがスケールアップする見通しとなった。外食企業の労働組合の多くが加盟する国内最大の産業別労働組合であるUAゼンセン(松浦昭彦会長)が2日、都道府県各地に事務局を持つ再就職・出向支援機関である産業雇用安定センター(太田俊明理事長)と「雇用と人材確保のための連携協力」に関する協定を結んだ。労働組合が産業雇用安定センターと協定を結ぶのは初。

●カッパCが「かっぱ寿司」で出張回転寿司サービス

カッパ・クリエイトは「かっぱ寿司」でこのほど、「出張回転寿司サービス」を立ち上げた。自宅などで握り立ての寿司が回転レーンに乗ってやってくる、店内の雰囲気を楽しめるもの。いわゆる100円回転寿司の大手チェーンがこうした出張寿司を本格的に手掛けるのは初。「かっぱ寿司」では過去にキャンペーンの賞品としてごく一部の消費者にだけ提供したことがあり、そのノウハウを活用する。東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県内に限定して提供するが、そのほかのエリアでも場合によって対応する方針だ。