9月1日付の外食日報は

●「ゆで太郎」との併設型で「もつ次郎」拡大へ

セルフサービスのそばチェーン「ゆで太郎」を展開するゆで太郎システムは、昨年秋に1号店を立ち上げた新ブランド「もつ次郎」の拡大を視野に店舗展開を推進している。「ゆで太郎」との併設型店舗が好調なことから、8月28日には「ゆで太郎」と「もつ次郎」を併設した「神栖知手店」を茨城・神栖知手のロードサイド立地に出店。新規出店で「ゆで太郎」と「もつ次郎」の併設型をオープンするのは今回が初だ。最初の週末となった29日(土)にはオープン景気の後押しもあったもようで…

●秋の風物詩「月見」の商戦が始まる

ファストフード業態を中心に、外食業界における秋の風物詩となっている「月見」メニューの企画が今年も出そろった。遠出を控えて国内日帰り観光で済ませるマイクロツーリズムが注目されていることから「より日本および和がフォーカスされてきているため、例年以上のニーズを期待している」(ロッテリア)といった、むしろ新型コロナウイルス禍の状況で今年は注目されやすいとみる向きもあり、例年以上に秋の売上をけん引する企画になるか関心が集まる。

●レインズが新業態「焼肉甘太郎」4店を同日オープン

コロワイドグループのレインズインターナショナルは8月29日、関東で「甘太郎」ブランドの新業態となるたれ焼肉専門店「焼肉甘太郎」4店舗(千葉駅前店・神田南口店・品川港南口店・横浜北幸店)をオープンした。いずれも「手作り居酒屋 甘太郎」からの業態転換によるもの。「甘太郎」は居酒屋のほかに居酒屋と焼肉の2本柱のタイプも運営しているが、今回の「焼肉甘太郎」については「新型コロナウイルスの影響で居酒屋利用が減ってきている中、『たれ焼肉』という尖った特徴のある店」(同社)として開発した。