8月28日付の外食日報は

●タリーズコーヒーJがお茶カテゴリー育成に拍車

タリーズコーヒージャパンは「タリーズコーヒー」で、お茶の魅力を広く伝える取り組みに拍車をかける。今秋向けで本格抹茶とフルーツを合わせた画期的なドリンクを発売。新規に立ち上げる公式スマートフォンアプリも活用して普及を図る。お茶強化タイプ店舗の積極展開にも乗り出す。元々コーヒー軸のカフェチェーンでありながら伊藤園グループとしてお茶にも強い側面があり、若い世代にもお茶文化が広がりつつある事業環境を追い風として持ち味を改めて訴求する。

●JF推計 19年外食市場規模は前年比1.3%増

日本フードサービス協会(JF)が27日に発表した2019年の外食産業市場規模推計(以下「外食市場規模」)による同年(1~12月)の外食市場規模は、前年比1.3%増加の26兆439億円となった。1人当たり外食支出の増加や訪日外国人の増加、消費増税などにより前年を上回った。外食市場規模は8年連続の増加。19年の状況を部門別にみると…

●SFPHDがゴーストレストラン事業で新ブランド

海鮮居酒屋「磯丸水産」や鶏料理居酒屋「鳥良」などを手がけるSFPホールディングスは、既存店の調理設備を活かしたゴーストレストラン事業を拡大する。8月1日に立ち上げたうなぎ専門のデリバリーブランド「うなぎのうな政」に続き、デリバリー専業の「からあげ専門店 巨匠の食卓」を新たに立ち上げる。「うな政」と同様にフードデリバリーサービス「出前館」「Uber Eats」と組む形で、9月10日までに首都圏など61エリア・96拠点で「からあげ専門店 巨匠の食卓」のサービスを展開する。コロナ禍における売上獲得強化への取り組みが進展した形。