8月27日付の外食日報は

●アークランドSHDがそば専門店を立ち上げ

アークランドサービスホールディングスは外食の食事業態市場におけるシェア拡大に向けて、新業態の開発を活発化している。主力のとんかつ店「かつや」やからあげの「からやま」といったファストフード(FF)業態に加わる形で、直近ではFFよりも少し上のファミリーレストラン業態と同程度の価格帯に位置する専門店開発も推進。今年1号店を立ち上げたたらこスパゲティ専門店「東京たらこスパゲティ」やスンドゥブ専門店「プルコギ純豆腐 中山豆腐店」に続く形で、28日には東京・五反田に新業態のとろろそば専門店「東京とろろそば」を出店することが決まった。

●店内需要見極めへレストランの秋スイーツ商戦始まる

レストラン業態で今秋向けスイーツ企画が相次いでいる。暑さが和らぎ食欲も取り戻す時期だけに、今回の秋商戦には新型コロナ禍で厳しい環境を打破するきっかけになるかという点でも関心が高まる。なかでもスイーツは見た目も訴求するだけに、そのままの魅力は店内で最も伝わる。店に利用客を取り戻す契機になり得る可能性を秘める。

●カルラが本社改築し野菜・鮮魚の直売開始

「和風レストランまるまつ」を主力とするカルラがこのほど、野菜や鮮魚などを取り扱う直売事業を始めた。新型コロナウイルス感染症拡大の影響下にある「新しい日常」を踏まえた取り組みで、「イートインに頼ってばかりでは売上を確保しきれない状況に対応していく」(同社)もの。想定以上の利用客を集めており、滑り出し好調な状況となっている。