8月20日付の外食日報は

●テイクアウト対応は「次の局面」へ

外食企業のテイクアウトへの取り組みが「次の局面」を迎えている。店内メニューを順次持ち帰りに対応させる段階を経て、専用メニューの展開に力を入れる動きが目立ち、専用業態立ち上げも散見される。なかなか店内飲食需要が戻らないなか、売上挽回の術として各社が「本気度」を高めている。

●お盆概況 前年上回るチェーンあるも全体では厳しい状況

お盆休み期間(10~16日)のファストフード(FF)、ファミリーレストラン(FR)各社の売上概況は、前年を割り込む推移が中心となった。前年を上回ったチェーンも一部ではあったが、新型コロナウイルスの感染者数増加に伴い消費者が遠出や外出を控える傾向も見られ、全体的にお盆前からの流れを引き継ぐ厳しい状況が目立った。

●「オイシックス関連」の外食大手に再注目の公算

定額制食品宅配サービス大手のオイシックス・ラ・大地(東京・品川、髙島宏平社長)と事業面で連携する外食大手に対して今後、事業の回復・成長期待が高まりそうだ。このほど同社の好実態が明らかとなった。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う巣ごもり消費を捉えた企業としての評価が、連携している外食企業にも向かうとみられる。