7月22日付の外食日報は

●この夏の起爆剤へ盛り上がる「辛味」の提案

大暑(22日)を迎えて夏本番に入ろうとするこの時期は、外食チェーンではジャンルを問わず辛味を強調した商品企画が目白押しだ。汗をかくことでのクールダウン効果や、食欲増進による夏バテ防止効果などから辛味が求められ、外食でもこの時期辛味は定番の切り口。今シーズンは業界全体が新型コロナウイルス禍で厳しい事業環境のなか、各社は売上の起爆剤としても辛味の提案に期待をかけている。

●「焼肉きんぐ」で全国を4つに分けた名物メニュー展開

物語コーポレーションは、主力のテーブルオーダー型焼肉食べ放題業態「焼肉きんぐ」(7月15日時点241店舗)の集客を強化する。このほど全国を4つのエリアに分けた「名物メニュー」の展開や、同名物メニューの中から利用客が好みの商品を選ぶ投票企画を開始。「焼肉きんぐ」では「グランドメニューを4つの地域に分けて展開するのは初めてのこと」(同社)で、利用客による投票キャンペーンも初の試みとなる。ほぼ全店が通常営業に戻った6月は同社焼肉部門の既存店売上高が前年同月比102.4%、同客数が同99.9%と…

●フレッシュネスが新メニュー〈チキン南蛮バーガー〉

ロワイドグループのフレッシュネスは、チキンを使ったバーガーメニューの提案を強化する。22日から「フレッシュネスバーガー」173店舗で、期間限定の新メニューとして〈チキン南蛮バーガー〉税込460円を販売する。鶏もも肉に衣をつける段階から手がける店内調理によってサクッとジューシーに仕上げたフライドチキンを使用することで、他社との差別化につなげる狙い。