7月20日付の外食日報は

●ゴンチャ ジャパン/原田泳幸会長兼社長兼CEO インタビュー第1回

アジアンカフェ「ゴンチャ」の日本展開を担うゴンチャ ジャパンを、日本マクドナルドなど大企業の経営トップを歴任した原田泳幸氏が率いて7カ月が過ぎた。新型コロナウイルス感染拡大という予期せぬ事態もあったが「戦略にぶれはない」という。コロナがもたらす「新たな日常」に向き合いながら、日本の中だけに収まらない視点で「ゴンチャ」の成長へ迅速に仕掛けている。経営戦略を聞いた。

●夏休み前に高まるコンテンツ活用機運

夏休みシーズンを前にアニメやゲームといったコンテンツとのタイアップ企画がファストフードなどでにわかに目立ってきた。夏休み期間は学校の休みで子供の外食機会が増加するため、外食店が子供に人気のアニメやゲームと組むのは有力なアプローチ。今年は新型コロナ禍で臨時休校措置が相次いでいた関係で、夏休みが大幅に短縮される学校もある点は懸念材料だが、当初想定以上にヒットした取り組みの続編を手掛ける向きもあり、夏場の集客にどこまで寄与するかが注目点となる。

●レインズIが「温野菜」で出汁のない食べ放題鍋提案

レインズインターナショナルがしゃぶしゃぶ業態「しゃぶしゃぶ温野菜」(以下、「温野菜」)の夏メニュー企画としてこのほど、ブランド初の「出汁のない食べ放題鍋メニュー」となる〈超スタミナ肉鍋〉1980円(土日祝はプラス500円・以下含め全て税別)を発売した。通常のメニュー表には掲載がなく、ソーシャルメディアを経由して注文できるという試みも盛り込んだ商品であり、しゃぶしゃぶチェーンとしての差別化の取り組みが進展している。