7月17日付の外食日報は

●串カツ田中HDがコロナ禍での対策に注力

串カツ田中ホールディングスは、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けている売上高の底上げを目指す。手洗いや消毒、換気などの感染防止対策を引き続き徹底して店内飲食の提供に取り組み、需要拡大中のテイクアウトやスーパーマーケットでの冷凍串カツ販売といった外販にも力を入れる。

●2月期決算企業の通期業績予想が明示され始める

2月決算の上場外食企業による今期(21年2月期)第1四半期(3~5月)決算が大方出そろった。新型コロナ禍で社会的な外出・外食自粛の動きが強まった時期だけに各社厳しい収益動向だったが、6月以降は社会活動が再開され外食企業も営業体制を元に戻しつつあるだけに、第1四半期がボトムになる公算がある。注目は、大半が未定としていた通期業績予想値を、第1四半期決算発表を機に開示する企業が出てきたことだ。

●「ムスブ田町」の「タワーN」商業ゾーンが9月開業

東京ガス不動産と三井不動産、三菱地所の3社が東京のJR田町駅東口の芝浦エリアで15年10月から開発を進めてきた「msb Tamachi(ムスブ田町)」の「msb Tamachi 田町ステーションタワーN」(「タワーN」)が15日に竣工して街区全体が完成となり、9月1日に「タワーN」の商業ゾーンが一斉に営業開始の見通しとなった。