7月13日付の外食日報は

●挽回の夏、グリルレストランはサラダバー企画に注力

ハンバーグやステーキなどグリルメニューを主体としたレストランでサラダバー企画が盛り上がってきた。初の切り口によるフェア展開など新鮮で独自性も強い提案が賑わう。さっぱりしたメニューが求められやすい夏場にサラダは好適で、特にサラダバーはグリルレストランの集客のフックにもなっているだけに各社商品の企画に熱が入る。新型コロナウイルス禍でサラダバーを持つ業態は狙い撃ちされる形で影響を受けた面があったが、衛生対策を強化するなど各社の努力もあってこれからは挽回を図る局面。企画の成果が注目される。

●幸楽苑HDがサントリー協力のもとハイボール提案

幸楽苑ホールディングスは9日、ラーメンチェーン「幸楽苑」で、乾杯向けドリンクとしてアルコールドリンクの〈幸楽苑ハイボール〉330円(税込・以下同)と、ノンアルコールドリンク〈乾杯サイダー〉180円を発売した。いずれもサントリー酒類の協力を得て開発したもの。アルコールドリンクとノンアルコールドリンクをそれぞれ投入することで、ファミリー客が親子で乾杯できるシーンの創出や、人気メニューである餃子と併せての利用などにつなげる。

●モス ハンバーガー主体のカフェ新業態

モスフードサービスは新業態「カフェ 山と海と太陽」を開発し、1号店を15日にJR静岡駅構内の商業施設「アスティ静岡」(静岡・静岡)内に立ち上げる。ニーズを見極めて多店舗化する構え。屋号は「モスバーガー」の由来でもある「MOS」(山、海、太陽それぞれの英単語の頭文字を合わせた言葉)になぞらえて名付けた。カフェでありつつ…