7月3日付の外食日報は

●G-FACTORY/片平雅之社長 インタビュー第1回

G-FACTORYは、飲食事業者の物件取得や内装設備導入など出退店関連の取り組みを支援する経営サポート事業と、うな丼チェーン「名代 宇奈とと」を主に展開する飲食事業が2本柱だ。和食文化の輸出を念頭に海外展開も進めていた折、新型コロナウイルス禍で影響を受けている。一方でこういう状況だからこそのチャンスもあるようで、中長期の事業展開に関心が向かう。片平雅之社長に現状と展望を聞いた。

●夏本番へ「レモネード×炭酸」の提案活発

夏本番に向けて気温の高い日が増えるにつれ、カフェやファストフード(FF)チェーンでドリンクメニューの提案が活性化している。今夏の注目メニューの一つとして各社が投入しているのが、一般的にレモン果汁にはちみつや砂糖などを加え、水などで割ってつくられる「レモネード」の関連商品だ。炭酸の爽快感を加えたすっきりとした飲み口が「夏にぴったり」(ロッテリア)のドリンクとして訴求する動きが多い。

●3月期決算③ 減収減益・減収赤字が全体の半分に及ぶ

株式を公開している外食関連企業の20年3月期決算(52社のうち国際会計基準採用の2社を除く50社が対象)をみると、経常利益ベースで減収減益もしくは減収赤字となったのは25社と全体の半数に及んだ。新型コロナウイルス感染症の世界的拡大から2月中旬以降、社会全体に不要不急の外出を自粛するムードが拡がり、外食業界では店内飲食の需要が激減した。感染防止へ人の密集場所が避けられ、特に宴会や会食での利用動機に対応した居酒屋や中・高級レストランが打撃をこうむった。