7月2日付の外食日報は

●KICHIRIのハンバーグ業態が3ブランドに拡大

きちりホールディングス傘下でカジュアルダイニング「KICHIRI」などを展開するKICHIRIは、ハンバーグ業態の展開を推進している。日本のハンバーグ文化を発信するグローバル旗艦店として昨年7月に東京・表参道でオープンした「いしがまや GOKU BURGER」や、石窯焼きハンバーグが売りの「いしがまやハンバーグ」に続く形で、このほど同・池袋に新業態「グリル デミ玉」を出店。同社ハンバーグ業態はファミリーやビジネスパーソンなどを主要客層としており…

●WDIがゴーストレストラン事業を本格化

WDIは、実店舗を持たないフードデリバリーの「ゴーストレストラン」の事業に本腰を入れる。東日本を皮切りに西日本でも手掛けるなか、このほど対応デリバリーサービスも増やして利便性を高めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえてテイクアウトやデリバリーといった店外飲食への対応に力を注ぐ一貫。「売上の新たな柱を目指してチャレンジする」(同社)という。

●3月期決算② 増収減益企業は全体の2割

株式を公開している外食関連企業の20年3月期決算(52社のうち国際会計基準採用の2社を除く50社が対象)をみると、経常利益ベースで増収減益だった企業は10社と全体の2割を占めた。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2月中旬以降から期末にかけて外出自粛ムードが高まり、外食の店内飲食需要が急減する事態となった。各社は出店などの取り組みに成果は上げていたが、多くの企業で特に3月の既存店に打撃。当該10社の多くが売上・利益とも期初予想を下回った。6社は当初は増収増益を目指したが未達だった。