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集客には秘訣がある!!――無料ツールを活用して攻める【SNS編】
インスタ新機能で新規客にリーチだ

思わずInstagramにアップしたくなるようなメニュー開発も必要だ(画像はイメージ)

Webコンサルティングなどを行うホワイトボックス(福岡・天神南、江原聡人社長)が、2020年4月28日~5月4日の期間、消費者385人を対象に実施した調査によると、「新しくテイクアウトをはじめた飲食店をどうやって知るか(複数回答)」という質問への答えで、「店のブログ・SNS」が76・2%だった。

この内訳では「Instagram」が47・5%と最多で、「Twitter」(29・7%)、「ブログ」(18・8%)と続き、飲食店経営者がよく使う「Facebook」は17・8%と、意外にも4位だった。

Facebookはビジネス的な人脈を構築したり、経営者同士で情報を共有・拡散したりといったことには適しているSNSだが、お客さん向けに店舗の宣伝として使うには注目度が低いのが実情だ。

ソーシャルメディアサービス事業を手がけるガイアックス(東京・永田町、上田祐司社長)は、Instagramの活用についてこう分析する。

「ユーザーは、通常のフィード投稿に加え、ストーリーズをスピーディーに見て情報収集をする傾向にある。また、発見タブで自分の興味や関心に寄り添ったコンテンツを探したり、気になる商品やサービスをハッシュタグ検索して、実際の見た目や使用感を情報収集したりして活用する。一方、企業側は、特に商品やサービスが目に見える、写真映えするビジネスで使っている。かつては綺麗な写真による世界観作りが重視されていたが、近年では見た目が魅力的なことはもちろん、キャプションの情報が役立ち『保存』されることも上位表示のためには重要になってきた」

飲食店は、まさに「商品やサービスが目に見える、写真映えする」サービスを提供している。ユーザーもテイクアウトやデリバリーなどの情報をInstagramから入手しているのであれば、この機を逃さずに活用しない手はない。

なお、InstagramはFacebookと連携できるものの、SNSはそれぞれで文化が異なり、投稿内容や利用者層にも特徴がある。

両方に同じ投稿をするのは一見効率的ではあるが、結局どっちつかずの内容になり、結果としてInstagram・Facebookどちらもフォロワーが離れていく可能性も大いにあるので、連携は慎重にした方がよさそうだ。

ここからは、Instagramの店舗用アカウントはとったものの、どう活用していいのか分からず放置している人に向けて、集客に活用する方法を案内する。まずは本格的に運用する前の準備編から。……

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