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「MEO対策」が重要に――無料ツールを活用して攻める【応用編】
Googleマイビジネスで潜在ニーズを掴む!!

5月25日号本紙で、「Googleマイビジネス」基礎編として、Googleのアカウント取得や「マイビジネス」への登録方法などについて説明した。

「マイビジネス」は、Google検索やGoogleマップなどに店舗の最新情報を表示させることができるツールで、ゴーストレストランやデリバリー専門店などの非店舗型ビジネスでも登録が可能だ。

ほとんどの有用な機能が無料で使えることから、飲食店にとっては強力な販促集客ツールとなりえる。しかし、どうやって活用すればいいのか分からないという声もある。

5月28日、店舗の集客支援サービスなどを手掛けるエフェクチュアル(東京・外苑前、田中倫明社長)は、「Googleマップ」の東京・渋谷エリアで、検索結果の上位100件に出てくる居酒屋100軒の掲載情報の状況を調査した。

新型コロナウイルスの感染予防対策について、店舗のHPやSNSなどに掲載していながら、「マップ」にも同様に載せているのはわずか18軒だった。また、「マイビジネス」のオーナー登録をしている店舗は32軒だった。

この調査時は、政府の緊急事態宣言解除に伴い、居酒屋を含む飲食店の営業時間を5~22時に緩和していた。その時点で68軒は「マイビジネス」の営業時間を変更していたものの、32軒は22時以降も営業中の表示のままだった。

ちなみに、一概にはいえないものの、検索上位に出てくる店舗の多くは有名店や人気店、またそれなりの検索対策をしている店舗だ。それにもかかわらず、感染対策や営業時間の変更といった最新情報を発信していなかったのだ。これでは機会損失につながりかねない。

そこで、今回は応用編として、「マイビジネス」を使って出来る11のメリットについて説明する。

なお、この原稿を作成している6月5日時点では、パソコン(PC)版にはあるが、スマートフォン(スマホ)版にはない機能が一部あるため、基本的にはPC版での説明になるのでご注意を。

【メリット1=情報を掲載して来店動機につなげられる】

テイクアウトやデリバリーを始めたものの、思ったほど注文が来ないと悩んでいる店も多いのではないだろうか。住宅街や人通りの多いエリアなら通りがかりに見かけることで認知度が高まるが、隠れ家タイプの飲食店やオフィス街などでは難しい。

しかし、図1~2の登録をすることで、Googleマップ上でテイクアウトやデリバリーを行っているか否かが明確にお客さんに伝えられる。マップで「テイクアウト」「デリバリー」のボタンをタップした際に、テイクアウトやデリバリーができる店舗として地図上に表示されるようになる(図3)。

図3

店舗情報にも各サービス提供の有無が出るので、「このお店はテイクアウトをやっているか」と検索したお客さんに正確な情報を伝えられる。ただ、現在は新型コロナの影響で審査も遅れているため、即反映はされないので要注意だ。

もしも変更できなかったり、項目が出てこなかったりした場合は……

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