6月23日付の外食日報は

●マルシェは食事需要取り込む餃子酒場業態に注力

「酔虎伝」「八剣伝」などの総合居酒屋を中心に展開するマルシェは今期(21年3月期)、立ち上げから3年目を迎える餃子酒場業態「餃子食堂マルケン」を本格的に拡大する。食事需要を取り込んでいくうえでの戦略業態とも見込み、居酒屋からの業態転換も駆使して出店を加速。3年後に50店舗体制を敷く方針だ。

●NATTY SWANKYが「ダンダダン」のブランド名変更

NATTY SWANKYは7月から、「肉汁餃子製作所ダンダダン酒場」(22日時点91店舗)のブランド名を「肉汁餃子のダンダダン」に変えることを決めた。「ブランド名から『酒場』をとることで、客層を広げたい」(同社)考え。これまでどおり餃子をつまみにビールを楽しむ酒場としての需要に対応しながら、「食事処」としてアルコールの注文を伴わない利用客も来店しやすいブランドとして打ち出し、テイクアウトやデリバリー需要も含めたターゲット層の拡大を図る。

●ワタミが自社デリバリー事業を開始

ワタミは7月1日から、自社でデリバリーを行う「ワタミデリバリー」事業を始める。中食需要の受け皿となってきているチキンのファストフード2業態「から揚げの天才」「bb.q オリーブチキンカフェ」で対応。外部サービスは使わず自前のシステムで手掛けることで手数料負担が小さい形でのデリバリーを実現するもので、新型コロナウイルスの影響下でテイクアウトやデリバリーの需要が高まっているなかで競争力を発揮する構えだ。