6月22日付の外食日報は

●ギフトは中期的成長へ積極出店の方針堅持

横浜家系ラーメン大手のギフトは積極出店の方針を堅持し、新業態育成も進めながら中期的な業績成長への基盤作りに力を注ぐ。今期(20年10月期)は新型コロナウイルスに収益は影響を受けつつも当初計画超えペースで直営店を出してきた。新型コロナ禍で他社の撤退などにより好立地を得やすくなった面もあるなか、田川翔社長は「今まで以上にスピード感を持って店舗展開ができそうだ」と意気込む。

●エー・ピーカンパニーが渋谷に「つかだ」ブランドの飲食店を出店(下)

エー・ピーカンパニーが東京・渋谷に20日オープンした新業態「地どり屋つかだ」は、居酒屋「塚田農場」の業界内での位置付けを見直してリブランディングすることも目的とした旗艦店として開発したもの。もともとは地鶏の専門店として開発した「塚田農場」が現在はチェーン居酒屋として認知されていることから、これまでの郷土料理の枠を外して地鶏料理により特化した商品構成とした。地鶏をより多面的に楽しんでもらうためのメニュー提案や調理面での工夫も行うことで、食品の生産から販売まで一貫して手がける「生販直結」モデルによるコストパフォーマンスの高さを追求した地鶏料理の価値を改めて消費者に訴求し、良いものは「塚田農場」既存店に導入することも検討する。

●JFLAHDが学生アルバイトの生活支援に乗り出す

JFLAホールディングスはこのほどグループの直営店で働く学生アルバイトを対象に、卒業するまでの生活サポートおよび人材育成を目的にした「JFLAパートナー奨学金(給付型)支援制度」を導入することを決めた。金銭面では年間20人を上限に1人あたり最大120万円を支援する。7月中旬を予定に立ち上げる一般財団法人JFLA奨学金支援基金(仮称)を通じて手掛け、9月初旬から奨学金授与を始める予定。就職活動支援なども併せて行い、人材育成にもつなげる。