6月18日付の外食日報は

●和風FF系チェーンが「夏の目玉商品」で需要喚起

牛丼などを主力とする和風のファストフード(FF)系チェーンで、夏の需要を左右する注力商品の投入が相次いでいる。今年は新型コロナウイルスの影響でテイクアウト需要の対応にも目が向く中、各社が人気商品のアレンジ版や新たな食材を活用したメニューを投入。夏本番に向け、栄養面やさっぱりと食べられる点などにも配慮した商品の投入が続く。

●モンテローザが有明ガーデンに「しゃぶ食べ」4号店

モンテローザはこのほど開業した住友不動産の大型商業施設「有明ガーデン」(東京・有明)内に、しゃぶしゃぶ食べ放題店「しゃぶ食べ」の4号店で、約140坪・222席とブランド最大規模の「しゃぶ食べ 有明ガーデン店」をオープンした。新店舗は昨年2月にファッションビル「丸井錦糸町店」(同・錦糸町)に3号店を立ち上げて以来。居酒屋以外のジャンルの育成と共に、グループとして手薄の商業施設立地の攻略も進んでいる。

●回転寿司大手チェーンが「ぜいたく感」訴求に熱

回転寿司チェーン大手各社が「ぜいたく感」の訴求に力を入れている。政府の緊急事態宣言解除によって外食を再開する人も増えるこの時期、普段は味わえない外食ならではの楽しみを提供しようという思いが込められている。斬新なネタの導入や、人気ネタのグレードアップなどが集客につながり、回転寿司が賑わいを取り戻すか注目される。