6月5日付の外食日報は

●麺業態で「冷製」の競演が本番へ

パスタやラーメンなどの麺業態で冷製メニュー企画が出そろってきた。気温の高い日が増えてきたこの時期は、夏本番もにらみさっぱりと楽しめる冷製メニューに各社が注力。新型コロナウイルスの影響下、営業自粛緩和から売上回復を目指そうという時勢にあるだけに、今季の冷製メニューは回復の突破口になり得るかという点からも注目される。

●野村不動産がミシュラン店など連なる複合施設開業

野村不動産を事業主とし、レストラン運営のソルト・コンソーシアムなどで構成するSalt Groupが全体のプロデュースを手がける複合施設「EAT PLAY WORKS」が7月20日、東京・広尾に開業する。「“食べて”“遊んで”“仕事して”」をコンセプトに、「食」「ウェルネス」「ワークカルチャー」が融合した新しいワークライフスタイルを提案する施設として開発したもの。全6フロアのうち、飲食は1~2階のレストランフロア「THE RESTAURANT」に17店舗が出店する。

●エー・ピーCが新業態「つかだ食堂」展開へ

居酒屋「塚田農場」などを展開するエー・ピーカンパニーは、新業態「つかだ食堂」の展開を始めた。新型コロナウイルスの影響が長期化する中、「コロナとの共生、コロナ禍終息後の新たな生活様式への転換」(同社)を見据えて開発したもの。「塚田農場」ブランドの既存店を業態変更する方法で、複数店舗をオープンしていく意向だ。「つかだ食堂」は、5月15日に「渋谷南口店」(東京・渋谷)、同18日に「武蔵小杉店」(神奈川・武蔵小杉)を「塚田農場」ブランドの店舗からのリニューアルで試験的に立ち上げていた業態。