6月8日付の外食日報は

●客席間に設置の「仕切り板」に脚光

新型コロナウイルスの影響により、多くの消費者が以前よりも意識するようになったのが「飛沫防止」だ。飲食店でも客席間で一定の距離を置くよう求められる情勢の中、客席の間に入れる仕切り板の存在が注目を集めている。一人客も多い食事主体の業態では「『板が設置してあると安心感がある』などの声が利用客から寄せられている」との反応も多い。仕切りを設けることで、客席を減らさずに従来通りの席配置で営業ができているチェーンもあり、安全対策としてだけではなく、収益へのプラス寄与の側面からも注目だ。

●鯖やグループがNTTドコモとICT活用のサバ養殖で提携

鯖専門店「とろさば料理専門店SABAR」や鯖の完全養殖などを手掛ける鯖やグループ(大阪・庄内、右田孝宣社長)はこのほど、NTTドコモ(以下ドコモ)と業務提携し、ICT(情報通信技術)を活用した、養殖サバの安定供給を目的とした実証実験を開始した。新たなサバ養殖モデルの確立を目指す。

●ピエトロの物販強化戦略が順調

ピエトロは、レストランを基点とした物販強化の取り組みが順調だ。新型コロナウイルス感染拡大防止の一環で店内飲食よりもテイクアウトのニーズが高まっている時流にもマッチ。多くの店舗が時短営業を行いつつ売上回復を図るなか、物販売上が全社売上の下支え要因にもなってきている。