6月4日付の外食日報は

●テイクアウト販売への意欲はなお高く

外食業界では営業自粛を緩和する流れにあってもテイクアウト対応への意欲は高まるばかりで、実施店舗や対象メニューを増やすなど本腰を入れる動きが顕著だ。新型コロナウイルス感染のリスクが完全には拭えていないなか、店内飲食の需要がすぐに戻る可能性は低いとの見方が底流にある。「感染第2波が来る恐れがあるため、テイクアウトの販売力を養っておきたい」という声も聞かれ、当面は店内需要の回復を目指しつつテイクアウトにも注力して売上最大化に努める局面となりそうだ。

●「ブルーボトルコーヒー」国内店舗初のビール提供

カフェ「ブルーボトルコーヒー」の国内店舗(15店舗・3日時点)を運営するブルーボトルコーヒージャパンは11日から、ビールの取り扱いを始める。ビールブランド「伊勢角屋麦酒」のブリュワリーである二軒茶屋餅角屋本店(三重・伊勢、鈴木成宗社長)と共同開発した。「ブルーボトルコーヒー」は、米国でビールを提供したことがあるが、日本では初。ブランドとして日本のブリュワリーとのコラボレーション(協業)も初となる。

●上場企業で資金調達相次ぐ、ペッパーFS、浜木綿も

外食企業による資金調達が6月に入っても相次いでいる。新型コロナウイルスの影響長期化に備え、財務基盤の安定化と手元資金を厚く保持する目的で実施するもの。ペッパーフードサービス(ペッパーFS)は…