6月1日付の外食日報は

●王将FSは「店外需要」取り込みなど緊急対策に着手

「餃子の王将」の王将フードサービスが業績確保および中期での成長に向け、新型コロナウイルスの影響を抑える「緊急対策」に舵を切った。テイクアウトやデリバリー対応を強化するなど、コロナ禍における飲食需要の変化に機敏に対応する。併せて人材育成をはじめとした成功につながっている中長期戦略にも引き続き力を入れることで、「ポストコロナ」時代でも成長可能な企業体を目指す。

●社員独立支援業態「鳥貴族 大倉家」がオープン

税抜298円均一の焼鳥居酒屋「鳥貴族」を展開する鳥貴族は6月1日、大阪市内に新ブランド「鳥貴族 大倉家(とりきぞくおおくらや)」をグランドオープンする。創業35周年記念事業の一環で、社員独立支援に特化した小規模業態として開発したもの。

●居酒屋で営業再開拡大の動きが加速

政府が緊急事態宣言を全国で解除したことを受けて、臨時休業措置をとっていた居酒屋などで営業再開の動きが加速している。首都圏などで休業を続けていた居酒屋チェーンも、このほど相次いで営業再開や時間延長などを決定。利用客と従業員の安全を考慮した衛生管理や利用客同士の距離をとるといった感染防止対策を施し、各自治体からの営業時間に関する要請などにも鑑みた形で、店舗営業を再開する機運が高まっている状況だ(以下はいずれも5月29日昼~夕方時点までの状況)。