5月28日付の外食日報は

●一家ダイニングPは新業態の育成に力注ぐ

和食居酒屋「屋台屋博多劇場」(47店舗・3月末時点)を主力とする一家ダイニングプロジェクトは今期(21年3月期)、新業態に力を入れる。前期に立ち上げた業態の育成を進めるほか、新たに新型コロナウイルスの影響下で迎えた「新しい日常」に対応した業態を立ち上げる。既存のビジネスモデルで厳しい事業環境にあるなか、新たな柱を構築して中期での収益成長に向けた基盤固めを図る。

●FFやカフェなど大手で営業体制拡充の動き

政府による緊急事態宣言が25日に47都道府県すべてで解除されたことを受けて、ファストフードやカフェなどの大手チェーンで徐々に通常営業に近い運営スタイルに戻す動きが広がりつつある。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、利用客と従業員の安全を優先する考えから店内飲食の提供中止措置などをとってきたチェーンでも、全国的に再開の方向に向かっている。

●あきんどスシローが「匠の一皿」企画商品をグランド化

あきんどスシローは27日、回転寿司の「スシロー」でグランドメニューを刷新した。季節ごとに年4回リニューアルするなかで8月末ごろまでの夏季向けラインナップを提案するもので、期間限定企画「匠の一皿プロジェクト」の人気商品を定番メニューとして復活させるなど新たな試みも盛り込んで需要拡大を目指す。