5月27日付の外食日報は

●緊急事態宣言の全面解除受け店内飲食需要獲得へ

政府による25日の緊急事態宣言解除を受けて、イートイン需要の獲得に乗り出す動きが出てきた。長い外出自粛期間で構築してきた新型コロナウイルス感染防止のためのオペレーション体制を実行に移すとともに、新たな商品施策で集客を図る動きだ。緊急事態宣言解除後も外出や外食に慎重な消費者は多く、従業員の健康管理や店内各所の消毒に加え、飛沫防止のためのアクリル板設置など、来店客が安心して利用できる店内環境をつくることでイートイン需要の回復を目指す。

●UAゼンセンが労働者安全確保を厚労大臣に要請へ

外食企業の労働組合の多くが加盟する国内最大の産業別労働組合UAゼンセンは27日の予定で、加藤勝信厚生労働大臣に「新しい生活様式」における労働者の安全確保・働き方に関する要請を行う。政府が25日夜に政府が緊急事態宣言を解除したことについて、松浦昭彦会長は「組合員と事業者が限界を超えて対応した結果であり…

●JFの赤塚保正新会長が抱負

日本フードサービス協会(JF)は26日に東京都内で開催した令和2年度定時総会・理事会で、新会長に赤塚保正副会長(柿安本店社長)を選任した。赤塚新会長は就任あいさつで、「いま業界が大変厳しい中で、微力ながら業界のために何か役に立ちたいという思いで一杯。これまで協会活動を通して勉強させてもらったことの集大成をこの会長という立場で発揮することが、微力ながら恩返しになるのではないか」と語り…