5月19日付の外食日報は

●居酒屋でECサイト立ち上げ相次ぐ

居酒屋などを運営する外食企業で、通信販売用のECサイト開設が相次ぐ。新型コロナウイルスの影響で首都圏中心に店舗の時間短縮営業や臨時休業が各社で続く中、主力業態のメニューを自宅で楽しめる商品として展開する動きだ。自宅のパソコンやスマートフォンを使って友人・知人とインターネット上でつながり、会話をしながら飲食を楽しむ「オンライン飲み会」のつまみなどとして訴求する商品もある。

●アークランドSHDがホットランドと商品面で初連携

アークランドサービスホールディングス(アークランドSHD)は主力のとんかつ業態「かつや」で、テイクアウト商品の新ラインナップとして、ホットランドの主軸ブランドであるたこ焼業態「築地銀だこ」の冷凍たこ焼の取り扱いに乗り出した。両社はかつて海外事業展開で連携したことがあるが、商品面でコラボレーション(協業)を行うのは初のこと。新型コロナウイルスの影響で「苦しい事業環境のなか、互いにできることをして乗り切ろうという見解で両社が一致した」(アークランドSHD)という。

●サイゼリヤがラインナップ拡充しテイクアウトに本腰

サイゼリヤが「サイゼリヤ」のテイクアウト販売に本腰を入れている。「おうちdeサイゼ」のキーワードを掲げて段階的に商品ラインナップを拡充しているもので、このほど第3弾の商品展開を始めた。かつては品切れを起こしたほど人気を博した、ラムの串焼きなどを新たにそろえて訴求。テイクアウト需要の高まりに対応する。