5月11日付の外食日報は

●スシローGHDは新業態と海外展開に注力

スシローグローバルホールディングスは中期の収益成長性確保へ寿司居酒屋「鮨・酒・肴 杉玉」(以下、「杉玉」)を軸とする新業態の育成に注力する。主力「スシロー」の海外事業も推進する。新型コロナウイルス感染拡大防止の流れから現在は厳しい環境に置かれるが、将来の成長ドライブと見込む分野を着実に収益事業化しておく構えだ。

●ココスジャパンが「ココス」でルビーチョコレート採用

ゼンショーホールディングス傘下のココスジャパンはファミリーレストランの「ココス」で12日から、初夏シーズン向けデザート企画として新作3品で構成する「ルビーチョコレートとフランボワーズのフェア」を始める。デザート界で近年注目度が高まっているピンク色のチョコレート「ルビーチョコレート」を、ゼンショーグループとしても初めて食材に採用。トレンドにも対応しながら差別化したメニューで需要を喚起する。

●TDBの4月景気DIは過去最大の下落幅更新

企業信用調査の帝国データバンク(TDB)はこのほど、20年4月の全国景気動向を景気動向指数(景気DI)としてまとめた(調査期間4月16~30日)。調査対象の10業界51業種をまとめた4月の全国景気DIは、前月比6.7ポイント悪化の25.8となり、7カ月連続で悪化した(図表参照)。下げ幅は前月(6.2ポイント悪化)を上回り…