4月23日付の外食日報は

●外出自粛意識の強まり受け持ち帰り提案が加速

政府が16日に緊急事態宣言の対象地域を全国に拡大し、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から消費者の外出自粛意識が一層強まる中、改めて短時間の外出で購入できるテイクアウト商品の提案に力を入れる動きが広がっている。各自治体からの要請を受けて店舗の営業時間短縮などが進む状況下、ファストフードや専門店チェーン、居酒屋など業態のジャンルを問わず、売上高の底上げへテイクアウトを活用する動きが加速している。

●ワタミは「から揚げの天才」が成長段階入り

ワタミはから揚げ・玉子焼き業態「から揚げの天才」が好調だ。FCビジネス本格化の戦略業態との位置づけもあるなか、環七エリアでの展開に続き、より郊外を試す圏央道エリアでの出店が始まった。その第一歩としてこのほどオープンしたカラオケ大手との提携によるFC店舗は「想定を大きく上回るスタートだった」とブランドを担うから揚げ事業部の渡邉真部長は語る。ブランド立ち上げから1年半弱で現在は7店舗体制だが、今後の展開加速へ視界良好だ。

●デリバリー「おうちde居酒家 郷土ワールド」開始

関西や東京で郷土飲食店を展開するワールド・ワンの子会社で、食料品や酒類販売、通信販売業を手掛ける郷土活性化組合(兵庫・神戸、河野圭一社長)は22日、デリバリーサービス「おうちde居酒家 郷土ワールド」を始めた。ワールド・ワンが運営する「土佐清水ワールド」などの人気メニューが自宅で楽しめるデリバリー事業として立ち上げたもの。