4月15日付の外食日報は

●集客力確保へ進む「ソーシャルディスタンス」対応

外出自粛ムードにあって外食企業も営業時間短縮や臨時休業などから平時より店舗の稼働が落ち込むなかでは、集客力をいかに確保するかが重要だ。そこで注目すべきが「ソーシャルディスタンス(人と人との物理的距離)」。新型コロナウイルス感染防止へ人の密集度が高い店が回避されるなか、この点にどれだけ配慮するかは、影響を最小限にとどめることを考えたうえで欠かせないテーマの一つだ。

●「デニーズ」のグランドメニュー改訂を鎌田靖取締役に聞く③

セブン&アイ・フードシステムズが7日に「デニーズ」で実施したグランドメニューの改訂では、ハンバーグやパスタといった売れ筋商品のブラッシュアップのほかに、健康ニーズへの対応、和膳メニューの新たな提案などを盛り込んだ。「デニーズ」として改めて30~50代の女性をメインターゲットに据え、「価値訴求」に重点を置いた商品訴求に注力している。

●モンテローザがやきとりテイクアウトにモバイルオーダー導入

モンテローザは、一部メニューを除き単品税別280円均一の居酒屋「鶏のジョージ」と「豊後高田どり酒場」の計約90店舗で実施している「やきとりテイクアウト半額キャンペーン」について、13日からはモバイルオーダーによる事前注文にも対応可能とした。1日からスタートした同企画の「反響が良い」(同社)こともあり、利用客が待つことなく受け取れる仕組みも導入して利便性を向上。外出自粛期間でも自宅で気軽に居酒屋メニューが楽しめる企画として引き続き訴求する。キャンペーン期間は25日までの予定。