4月14日付の外食日報は

●相次ぐテイクアウト販売への新規参入

外食店のテイクアウトに対する積極的な取り組み姿勢が顕著となってきた。レストランやアルコール業態が乗り出す動きが目立っており、7都府県に対しての政府の緊急事態宣言発令などを経て、新型コロナウイルス感染拡大防止としての外出自粛の流れが加速していることが背景だ。店内飲食でのマイナス影響を補うべくテイクアウトに新規参入する動きは今後も相次ぎそうだ。

●「デニーズ」のグランドメニュー改訂を鎌田靖取締役に聞く② 

セブン&アイ・フードシステムズが7日に実施した「デニーズ」のグランドメニュー改訂では、全体の53.8%に相当する70品(新規メニュー43品・リニューアルメニュー27品)を改訂した。改訂の主なポイントは、「基本メニューのブラッシュアップ」「健康ニーズへの対応」「おかずが選べる新しい和膳メニューの提案」など。価格ではなく「価値」に重点を置いたメニュー政策により、メインターゲットである30~50代女性を中心とした集客につながるラインナップを目指した。

●緊急事態宣言後の居酒屋対応割れる

政府による7日の緊急事態宣言発令や、東京都など各自治体による特定の業種への休業や営業時間短縮要請といった緊急事態措置の実施が進む中、居酒屋など外食大手が随時、対応・対策を進めている。4月に入り居酒屋での大規模な臨時休業の動きや食事主体業態での営業時間短縮などが相次ぐ中、政府や各自治体による自粛要請などの基準に沿う形で営業を再開する企業や、普段取り扱う食材をECサイトで販売する動きなどが散見される。