4月9日付の外食日報は

●「緊急事態宣言」受けて居酒屋臨時休業など拡大

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、安倍晋三首相が7日に発令した緊急事態宣言を受けて、同日から外食企業各社が店舗の臨時休業など今後の営業体制に関する対応を相次ぎ発表した。緊急事態宣言の対象となった7都府県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・福岡県)の消費者には一層の外出自粛などが要請され、国民全体にも人と人との接触機会を極力減らすことが求められる中、飲食店にはこれまで以上に厳しい経営環境が待ち受ける。

●プレナスが「やよい軒」で定食の訴求力を強化

プレナスが定食レストラン「やよい軒」(382店舗・3月末時点)で商品訴求力の強化に取り組む。21日から定食の新メニューや人気メニューを投入するもの。外出自粛ムード下で依然として外食全体が厳しい事業環境にあるが、「食のインフラとしてできる限り営業を続けていく」(同社)との方針の下、充実したラインナップで食事需要に着実に応える構えだ。

●クリスプが医療従事者支援をプロジェクト化

カスタムサラダ専門店「クリスプ・サラダワークス」(14店舗)のクリスプ(東京・渋谷、宮野浩史社長)が、3月下旬から実施してきた医療従事者・病院勤務者へのサラダ無償提供による支援の取り組みに本腰を入れ始めた。新型コロナウイルスと日々戦っている人々を支援する主旨から賛同の声が多くあることを受けてこのほど、自社にとどまらず賛同する個人や企業などと協働して医療従事者や病院勤務者を支援するプロジェクトに発展させた。同社とサポーターがつながるコミュニティ「CRISP CONNECT」を立ち上げ…