4月8日付の外食日報は

●「緊急事態宣言」で注視される外食大手各社の動き

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、安倍晋三首相が7都府県(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡)に8日以降の効力発生で緊急事態宣言を出した。強制力はないとはいえ、法的根拠を持った形で不要不急の外出自粛要請がなされ、いきおい外食需要は一時的にさらに減退する見込み。これを踏まえた各社の取り組みが注視されることになる。

●「和食麺処サガミ」がネット注文での持ち帰り本格化

サガミホールディングス傘下で、東海や関東、関西などに店舗を展開するサガミレストランツは、「和食麺処サガミ」(全135店舗展開)でネット注文によるテイクアウト販売を強化する。このほど、1月中旬から東海地方の「和食麺処サガミ」で試験導入していた、オンラインの注文・決済システムを提供するEPARKテイクアウト(東京・池袋)の持ち帰り用予約サイト「EPARK テイクアウト」に「和食麺処サガミ」全店(一部新店舗除く)の情報掲載を開始。

●松屋フーズが社内コラボによる新定食

松屋フーズホールディングス傘下の松屋フーズはとんかつ業態「松のや」「松乃家」で8日、〈ごちそうハンバーグホワイトガーリックソース定食(ライス・みそ汁・ミニサラダ付)〉税込750円を発売する。
同社は「松屋」で今年1月から2月にかけ、にんにくを効かせたホワイトソースで鶏モモ肉を煮込んだ、ジョージア料理シュクメルリを採用した〈シュクメルリ鍋定食〉を販売し、希少価値から話題性も伴ってヒットさせていた。今回、そのソース(シュクメルリソース)を別業態にも採り入れた社内コラボの形で、新商品を開発した。