4月7日付の外食日報は

●広がるか食事業態の「ちょい飲み対応縮小」

サイゼリヤが「サイゼリヤ」でアルコールの一部取り扱いを自粛することを決めた。新型コロナウイルス感染拡大防止の一環となるもの。居酒屋チェーンでこのところ臨時休業を決める動きが相次いでおり、アルコール需要の減退が懸念視されるなかで、食事業態では「ちょい飲み対応」に自粛の動きが出始めた。

●FRやFFで支持層広い「抹茶スイーツ」投入相次ぐ

ファミリーレストラン(FR)やファストフード(FF)の春のデザートで、抹茶テイストのスイーツ投入が相次ぐ。和のスイーツとして幅広い客層の支持が見込め、過去に高い販売実績を得たこともある抹茶系スイーツの投入により、集客や食事にプラス1品などの注文効果を期待する。新型コロナウイルス感染防止策の一環として営業時間短縮などを迫られるチェーンもあるなか、老若男女さまざまな層の支持が見込める商品の拡充によって顧客ニーズに対応する。

●TDB3月景気DI 飲食店も過去最大の下落幅に

企業信用調査の帝国データバンク(TDB)はこのほど、20年3月の全国景気動向を景気動向指数(景気DI)としてまとめた(調査期間3月17~31日)。景気DIは全国2万3000社以上を対象に行った景気動向調査に基づき業界ごとに算出したもので、「50」を判断の分かれ目としてそれより上の値は景気が「良い」、下の値は「悪い」を意味する。調査対象の10業界51業種をまとめた3月の全国景気DIは…