3月26日付の外食日報は

●日本M&Aセンター江藤氏に聞く外食M&Aのいま

新型コロナウイルス感染症の拡大は外食M&A(企業の合併・買収)市場にどのような影響を及ぼしているのか。M&Aは買い手企業にとっては飲食ジャンル拡充によるさまざまな飲食ニーズへの対応力の強化、売り手にとっては安定した財務基盤のもとで事業発展につなげられるといったメリットが見込める戦略。新型コロナ対策としての外出自粛ムードが逆風となっており、外食業界の先行きは不透明ななかで案件数を含めてどのようにM&A市場が動いており、今後どのように展開するのか。M&A仲介大手の日本M&Aセンターで、17年のトリドールホールディングスによる「晩杯屋」のアクティブソースとの資本提携など話題の外食M&Aを手掛けてきた江藤恭輔氏に聞いた。

●江戸一が「すたみな太郎」12店を閉店、営業再開店では対策強化

バイキングレストラン「すたみな太郎」など全141店舗(3月24日時点)を展開する江戸一は、新型コロナウイルス感染防止への配慮と、換気が悪く密集した場所や不特定多数の人が接触する場所に集まることを避けるようにとの政府による呼びかけを勘案し、3月5日から営業を自粛していた「すたみな太郎」12店舗をそのまま閉店とした。

●すき家本部が健康志向の消費者に向けたメニュー提案を強化

ゼンショーホールディングス傘下のすき家本部は4月1日から「すき家」で、ごはんの代わりにゆずポン酢をかけた豆腐とサラダを使った〈牛丼ライト〉のメニューラインナップを拡充する。新たに、チーズをのせた〈とろ~り3種のチーズ牛丼ライト〉税込540円など異なるトッピングの7品を投入し、定番の〈牛丼〉と同じメニューバラエティで楽しめるようにする。