3月25日付の外食日報は

●「アトレ五反田2」開業で大手の新業態など飲食3店

アトレは26日、東京・五反田のJR五反田駅東口に「アトレ五反田2」を開業する。併せて、西口の「アトレヴィ五反田」を「アトレ五反田1」に名称変更し、駅の東側・西側を含めた魅力ある街づくりへの貢献を目指す。「アトレ五反田2」は飲食3店舗を含む全5店舗の商業施設で、飲食店は大手の新業態や初のイートインスペースを設ける点心店ブランドなど注目店舗が出店する。

●自粛ムード長期化が3月の外食需要を直撃

新型コロナウイルス感染症拡大による自粛ムードの長期化が外食産業全体に暗い影を落としている。政府が感染拡大防止の観点から2月下旬に要請した大規模イベントの自粛や小中高校の一斉休校などにより、生活者の外出手控えが拡大。2月は1割未満の売上減にとどまっていた居酒屋関係者からは「3月にかけて急に売上が減った」「人が集中するエリアの店舗は特に厳しい」などの声が聞かれる。歓送迎会は「宴会対応に強かった業態では関連売上が半減という店も多い」という状況だ。特に…

●吉野家が朝食需要底上げへ〈牛丼〉のセット商品

吉野家は朝食需要獲得を強化する。これまで朝食向けセットの提供がなかった〈牛丼〉について、26日から〈牛丼小盛〉とみそ汁、選べる小鉢がセットになった〈朝牛セット〉税別398円を新たに投入する。朝も人気が高い〈牛丼〉でセットメニューを用意することで「朝から、より気軽に『吉野家』の〈牛丼〉を利用してもらいたい」(同社)考えだ。朝の時間帯における〈牛丼〉需要の一層の底上げと、朝食時間帯全体の客数増につなげる狙い。