2月28日付の外食日報は

●ペッパーFSは「いきなり!ステーキ」再建に集中

ペッパーフードサービスは、今期(20年12月期)は主力のステーキチェーン「いきなり!ステーキ」の立て直しに集中する。出店は2店舗(直営・委託1店、FC1店)にとどめ、74店舗(直営・委託48店、FC26店)を閉鎖し、既存店の再建に力を注ぐ。既存店売上高の減少ペースを現状の3割程度から1割程度(売上高は前期比89.8%)まで戻し、復活に向けた体質作りを目指す。

●モスフードSが「モスバーガー」フィリピン1号店

モスフードサービスは27日、フィリピン・マニラの首都圏にあるショッピングモール「ロビンソンガレリア」内に、「モスバーガー」のフィリピン1号店をオープンした。海外進出は12年の韓国での出店に次ぐ7年ぶりで、9つ目の国・地域への進出を果たした。また、年内にフィリピンで5店舗を出すことも決めた。かねてから掲げる、27年度までにフィリピンで50店舗体制を敷く戦略が本格的に動き出した。

●新型コロナウイルスの影響長期化への懸念広がる

安倍晋三首相が26日の新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で、今後2週間は多数の人が集まる全国的なスポーツや文化イベントなどについて開催中止や延期、規模縮小などを呼びかけたことの余波が外食にも広がっている。これを受ける形で、外食企業が予定していた発表会や外食業界向けイベントなどを中止する動きも出てきている。現時点で2週間後の状況も不透明であるなど、外食関係者の間で懸念されていた新型コロナウイルス問題の長期化が現実味を帯びてきたことに対する危惧も拡大している。