2月25日付の外食日報は

●イベント中止や宴会キャンセルが外食に打撃

新型コロナウイルス感染拡大の影響が深刻化している。感染拡大防止の観点から、企業の在宅勤務推奨や人が多く集まるイベントの開催中止などが相次いでいる。経済全体へのマイナス影響も懸念される中、外食や観光など来客を柱とする産業にとってその影響は深刻。宴会やパーティーの予約キャンセルなどにより、1月下旬ごろから聞こえてきた外食企業の売上や集客への影響も徐々に表面化している。

●グローバルDは国内既存店の強化に力注ぐ

グローバルダイニングは今期(20年12月期)、国内既存店の強化を目指す。既存店の売上前年比について、前期は1.8%減にとどまった。今期は1.5~2%増を視野に、フロアサービス(おもてなし)の磨き込みや人材のレベルアップなどを推進。東京五輪開催によるインバウンド(訪日外国人旅行)需要も取り込んで業績向上につなげる。

●サイゼリヤが都心部攻略型パスタ専門業態を確立

サイゼリヤがパスタ専門店による都心部攻略を本格化する。このほど、新業態として和とイタリアンの融合を打ち出す「伊麺処(パスタドコ)」を開発。26日に1号店を東京・浅草に出店し、以後東京都内で拡大展開を図る。数年をかけてさまざまな業態の開発とテスト出店を行ってきた取り組みが新たなステージに入った。