2月5日付の外食日報は

●アイスクリームなど「暖冬メリット」のジャンルに関心

今冬シーズンは記録的な暖冬となっており、本来は厳しい冷え込みとなる2月に入っても全般に高温傾向が続くなか、外食需要にも変化が生じている。冬でも暖かい日が多い場合は、本来は夏場に売れる冷たいものが動く傾向があり、実際、アイスクリームや冷たいドリンクに商機が到来している。このまま冬を通り越して春といった状況のなか、季節商品の販売プラン見直しも必要になりそうな情勢だ。

●三光MFが「パスタmama」リニューアル

居酒屋「金の蔵」などを手がける三光マーケティングフーズは3日、1996年から東京・新宿で営業するパスタ専門店「パスタmama」をリニューアルオープンした。店舗の老朽化が進んでいたことや、受動喫煙防止対策として4月1日に全面施行される改正健康増進法を見据えて実施したもの。従来は喫煙可能だった客席を禁煙に切り替えて喫煙室を設置したほか、商品ラインナップや訴求方法も見直し、改装前を上回る売上確保を目指す。リニューアル前は平日ランチタイムがメインの店舗だったが、今後は「土日の昼に家族客の来店を増やしたい」(同社)狙いもある。

●シャノアール新社長に珈琲館社長の友成勇樹氏

「カフェ・ベローチェ」のシャノアールは2月1日付で代表取締役の異動を実施し、珈琲館代表取締役社長の友成勇樹(ともなり・ゆうき)氏が新たに代表取締役社長に就いた。中村成佑代表取締役社長は取締役会長に就いた。シャノアールを巡っては、1月7日付で独立系投資会社のロングリーチグループが「カフェ・ベローチェ」事業の取得とシャノアール株式の譲受についての合意を発表。シャノアールも同日付で、シャノアール株式が売主からロングリーチグループに譲渡される合意がされたと発表していた。