1月30日付の外食日報は

●アークランドSHDが初の女性向け特化型業態開発

アークランドサービスホールディングスはこのほど初の女性向けに特化した業態として、たらこパスタ専門店「東京たらこスパゲティ」を開発した。子会社フィルドテーブルが31日に1号店を東京・渋谷で立ち上げる。昨年夏からの「かつや」の新コンセプト「全力飯」を体現したブランドで、行列も見受けられた渋谷駅近くの人気店「かつや渋谷宮益坂店」をあえてリニューアルしての出店という力の入れようだ。

●12月既存店売上は前年超えが4割未満にとどまる

株式を公開している外食関連企業の19年12月既存店売上高(56社・業態)がまとまった(関連表は8面に掲載)。前年を上回った企業は全体の37.5%にとどまる21社となった。大企業以外は冬のボーナスが減少するなど消費環境に厳しい面があったなか、当月は土日祝日が前年比で2日少なく、ファミリーレストラン(FR)など休日の売上が大きい業態には逆風だった。他方で…

●サザビーLがレストラン、カフェ、パティスリー融合店

「KIHACHI」ブランドのレストランやカフェ、パティスリーを手がけるサザビーリーグは3月1日、新業態「KIHACHI FOOD HALL」を神奈川・川崎の商業施設「アトレ川崎」にオープンする。既存のレストランやカフェ、パティスリーの良さや強みを一カ所に集め、コーヒー一杯からスイーツ、しっかりとした食事まで幅広い利用動機に応える店舗として開発した。今後は「KIHACHI FOOD HALL」のブランド名での「多店舗展開」(同社)を視野に入れ、気軽に寄れるテイクアウト店などの出店も検討する。