12月24日付の外食日報は

●大手私鉄沿線で駅ナカ・駅直結施設の開発が加速

首都圏にある大手私鉄沿線駅で、「駅ナカ」や駅直結立地を基本とした商業施設の開発が進んでいる。周辺住民や駅利用者の利便性向上による沿線価値のアップ、施設のブランド力強化などを目的に、東武や西武、東急など大手グループ各社で開発が進んでいる状況だ。施設の開業に伴い飲食店のオープンも増えることから、各社の開発方針や施設内に出店している飲食店のラインナップにも注目が集まる。

●オリジン東秀が「れんげ食堂Toshu」で攻勢強める

「オリジン弁当」を展開する中食大手のオリジン東秀が、中華料理店「れんげ食堂Toshu」の育成に拍車を掛けている。外食事業再強化の要と見込んで17年3月に立ち上げたブランドで、女性への配慮を押さえた店舗デザインやメニュー構成を特徴に、ちょい飲みニーズも取り込み好調。ハイスピードで多店舗化を進めている。

●カクヤスが上場して初値は公開価格比17%高

酒類販売・卸売のカクヤスが23日、東京証券取引所2部市場に新規上場した。初値は公開価格を16.6%上回る1866円となった。
IPO(新規上場)マーケットで注目度が低めな東証2部への上場であり、市場からの調達額(吸収金額)が約35億7000万円と比較的大きめであったことなどから、落ち着いたスタートも読まれていた案件だが、知名度が高く、業務用酒販店としては初の上場である点で…