12月17日付の外食日報は

●20年3月期決算 全体の約6割の企業が増収増益目指す

株式を公開している外食関連企業による最新の20年3月期業績予想、および20年9月期業績予想が出そろった(一覧表は8面に掲載)。20年3月期予想(52社のうち、国際会計基準採用企業を除く50社が対象)を経常利益ベースでみると、増収増益(または増収黒字転換)を目指す企業は50社中28社となり、全体の56%を占める。上期決算においては、増収増益企業は全体の約4割となるなかで、増益としたものの当初の予想値には届いていなかった企業が大半だった。そのため下期は巻き返しを期する情勢だが…

●マクドナルドが持続可能な社会実現への施策推進

日本マクドナルドは、「Scale for Good –より良い未来のために みなさんとともに-」をテーマに、社会的課題や環境問題への取り組みに力を入れる。SDGs(持続可能な開発目標)関連の施策として今年から「Scale for Good」の取り組みを本格化しており、今回新たに、需要が伸び悩んでいる国産木材を外装材に活用した「マクドナルド」の展開にも着手した。現在の経営戦略の一つとして推進する「Scale for Good」は、「ファミリーへのコミットメント」「持続可能な食材の調達」「パッケージ&リサイクル」を優先する3つの柱に掲げており、国産木材の活用についても今後広げる意向だ。

●三光MF、「博多」に寄せた居酒屋「金の蔵」の新タイプ

三光マーケティングフーズはこのほど、東京・恵比寿の「にのまえや」をリニューアルし、博多をテーマにした居酒屋「博多金の蔵」としてオープンした。主力業態である「金の蔵」に、「博多からの取り寄せメニューを加えた」(同社)業態となる。ミシュランガイドのビブグルマンを獲得した店や博多の人気店などから取り寄せた…