12月12日付の外食日報は

●ヘルシー志向も追い風にラム肉業態がじわり拡大

外食市場で羊肉(ラム肉)の料理をメインとする業態がじわりと拡大している。以前から牛・豚・鶏に次ぐ第4の食肉として注目されることも多いラム肉を、「低糖質」「高たんぱく」でヘルシーな食材として採り入れ、消費者に訴求する動きが多い。複数ブランドを展開する企業が新たな成長の柱としてラム肉業態を育成するケースや、新規参入企業による取り組みが現在も続く。

●幸楽苑HDとアークランドSHDのコラボ商品が始動

ラーメン店「幸楽苑」の幸楽苑ホールディングスと、とんかつ店「かつや」やからあげ業態「からやま」のアークランドサービスホールディングスによるコラボレーションメニュー企画が始動した。互いのブランドの要素を取り込んだ新商品をそれぞれの業態で販売するもの。外食のジャンル大手同士の取り組みとしては画期的な試みとなる。

●3月期決算③ 厳しい状況映して全体の23%が減収減益・赤字に

株式を公開している外食関連企業の20年3月期第2四半期決算(53社のうち国際会計基準採用企業・非連結決算に移行した企業・上場初年度の企業を除く48社が対象)では、全体の約27%に当たる13社が減収だった。減収決算企業のうち、経常利益ベースで減益が7社、赤字は4社となり合計で全体の22.9%を占めた。